日本臨床外科学会雑誌
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症例
胸腔鏡下に摘出した縦隔内異所性副甲状腺腺腫の1例
大石 一行澁谷 祐一西 正暁岡林 孝弘堀見 忠司沼本 敏
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2011 年 72 巻 3 号 p. 584-588

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抄録
症例は27歳,男性.若年時より尿管結石を繰り返しており,高Ca血症,低P血症,intact PTH高値の状態が続いていた.2009年11月に精査目的で当院を紹介され受診した.99mTc-MIBIシンチグラフィーで縦隔内に集積を認め,縦隔内異所性副甲状腺腺腫による原発性副甲状腺機能亢進症と診断し,2010年2月術前に99mTc-MIBIを静注して,ガンマプローブ併用下に胸腔鏡下縦隔内腫瘍摘出術を施行した.最終病理診断では副甲状腺腺腫と診断された.本症例においては99mTc-MIBIを用いたラジオガイド下胸腔鏡手術が有用であった.低侵襲な手術であり,術式の1つの選択肢になると思われた.
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© 2011 日本臨床外科学会
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