日本臨床外科学会雑誌
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症例
CEA高値の精査中FDG-PET検査にて発見された甲状腺髄様癌の1例
大場 崇旦春日 好雄原田 道彦上原 剛
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キーワード: 甲状腺髄様癌, CEA, FDG-PET検査
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2011 年 72 巻 3 号 p. 589-593

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抄録
甲状腺髄様癌は,全甲状腺癌の約1~2%の発生頻度とされ,比較的稀な腫瘍である.今回,原因不明の高CEA血症の精査中,FDG-PET検査にて偶然発見された甲状腺髄様癌の1例を報告する.症例は67歳女性.近医での健診で高CEA血症を指摘され,精査目的に行ったFDG-PET検査にて,甲状腺左葉に集積を認めた.診断,加療目的にて当科紹介となった.穿刺吸引細胞診検査では悪性疑いで,血液検査にて,血清CEA値,カルシトニン値は高値を示したため,甲状腺髄様癌が強く疑われ,外科的治療の適応となった.病理組織学的診断,免疫組織学的診断の結果,甲状腺髄様癌と診断された.
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© 2011 日本臨床外科学会
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