日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹壁膿瘍で発見された胆嚢炎の1例
塩谷 猛豊田 哲鎬渋谷 哲男渡邉 善正南部 弘太郎内間 久隆
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2012 年 73 巻 1 号 p. 112-115

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抄録
症例は54歳,女性.2カ月前に右側腹部痛を自覚し,近医で鎮痛剤の処方を受けた.その後腹痛が増強し,当院を受診した.初診時,右季肋部は発赤し,圧痛を伴っていた.腹部CTでは胆嚢底部が腹壁に癒着して腹壁に膿瘍を形成し,胆嚢壁は肥厚し胆嚢結石を認めた.胆石症,胆嚢炎による腹壁膿瘍と診断し,入院後抗菌薬で膿瘍の治療を行ったが,改善せず,開腹手術を施行した.胆嚢が腹壁に穿通して膿瘍を形成しており,腹壁膿瘍部の掻爬と,胆嚢摘出術を行った.病理組織で,胆嚢に悪性所見はなかった.腹壁膿瘍で発見されたまれな胆嚢炎の1例を経験したので,文献的考察を加え報告する.
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© 2012 日本臨床外科学会
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