日本臨床外科学会雑誌
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原著
膵癌切除例における予後因子としての腫瘍局在の意義
坂口 正純細谷 亮日下部 治郎水本 雅己貝原 聡
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キーワード: 膵癌, 予後因子, 腫瘍局在
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2012 年 73 巻 10 号 p. 2467-2472

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抄録
目的:当院での膵癌切除例の治療成績と予後因子を解析し,特に腫瘍占拠部位の予後因子としての意義について検討した.
方法:2000年1月から2010年12月までの176例の膵癌切除例を対象とした.
結果:176例の生存期間中央値は26カ月,累積5年生存率は31%であった.腫瘍占拠部位による単変量解析の結果,膵体尾部癌と膵頭部癌の生存期間中央値,累積5年生存率はそれぞれ33カ月と22カ月,43%と24%であり,有意に膵体尾部癌の予後が良好であった.多変量解析の結果,病期,組織学的癌遺残度,術後化学療法は有意な因子であったが,腫瘍占拠部位は有意ではなかった.膵体尾部癌で有意に進行度が低い症例が多かった.
結論:膵癌切除例の治療成績は向上しており,病期,組織学的癌遺残度,術後化学療法が重要な予後因子であった.膵体尾部癌に早期発見例が多く,膵頭部癌に比し予後が有意に良好であった.
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© 2012 日本臨床外科学会
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