日本臨床外科学会雑誌
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症例
乳腺偽血管腫様過形成の1例
畑 和仁吉村 吾郎谷野 裕一安岡 弘直
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2012 年 73 巻 6 号 p. 1337-1341

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抄録

乳腺偽血管腫様過形成(pseudoangiomatous stromal hyperplasia以下PASH)は血管様の間隙を伴う間質の増殖を主体とする良性の病変である.しかし病理組織像では線維腺腫(以下FA)等の線維性良性病変と類似しておりPASHを念頭に置いて,免疫染色を用いた病理診断をされなければ確定診断が得られないことが多い.今回手術を行いその後の免疫染色にて確定診断を得られたPASH1症例を経験したので報告する.

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© 2012 日本臨床外科学会
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