日本臨床外科学会雑誌
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症例
セルブロック法による免疫染色が治療方針決定に有用であった再発乳癌の1例
竹田 奈保子水野 嘉朗阿部 裕明井上 裕子佐藤 一彦
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2013 年 74 巻 10 号 p. 2714-2717

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抄録
症例は65歳,女性(海外在住).15年前に右乳癌に対し乳房切除術施行し,術後補助化学療法および胸壁照射を行った.右胸水貯留を生じ適宜胸腔穿刺を行っていたが,当院での治療を希望し来日した.来院時は右胸膜転移と右胸水を認めた.胸腔穿刺にて920mlの胸水を吸引,細胞診はclass Vであった.原発巣に対する手術検体は不明で,免疫染色も行われていなかったため,胸水より採取した細胞を用いてセルブロック法にて免疫染色を施行した.採取した検体より,ER陽性・PR陽性・HER2陰性に相当すると判断し,アロマタ―ゼ阻害剤による治療を開始した.約12カ月経過した現在,病状は安定している.胸腔穿刺から得られた検体に対しセルブロック法を活用し免疫染色を行い,治療方針を決定しえた症例を経験したので報告する.
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© 2013 日本臨床外科学会
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