日本臨床外科学会雑誌
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症例
吊り上げ式腹腔鏡下胆摘術を行った右左短絡を有するEbstein奇形の1例
川越 勝也河野 文彰水野 隆之池ノ上 実中村 都英
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2013 年 74 巻 10 号 p. 2890-2895

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抄録
患者は46歳,女性.7歳時にEbstein奇形と診断され,小児科および循環器内科で経過観察されていた.46歳時に脳膿瘍を発症し,膿瘍ドレナージ術を施行された.経過中に2度の胆石発作を発症し,高度のチアノーゼを有するEbstein奇形合併症例であったため,当科紹介となった.心臓カテーテル検査,経食道心エコー等による循環器精査により,心房中隔欠損を介した右左短絡を有することが確認された.気腹による腹腔鏡下胆嚢摘出術は困難であると判断し,吊り上げ式腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.術中は安定した麻酔管理が行えた.
先天性心疾患を有する患者に対して吊り上げ式腹腔鏡下手術を施行された報告はなく,臨床的に重要であると思われた.
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© 2013 日本臨床外科学会
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