日本臨床外科学会雑誌
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症例
肝円索被覆を行ったMirizzi症候群に伴う胆嚢・胆管瘻の1例
利府 数馬俵藤 正信林 浩史井上 康浩佐藤 寛丈岡田 真樹
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2013 年 74 巻 11 号 p. 3151-3155

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抄録
症例は48歳,男性.肝障害で受診し,精査の結果Mirizzi症候群と診断した.MRCPでは3cm大の胆嚢管結石が総胆管を圧排し狭窄しており胆管瘻が疑われ,ENBDチューブ留置で肝障害は改善した.手術所見では胆嚢周囲の炎症は高度で,胆嚢頸部を中心に肝十二指腸間膜・十二指腸が一塊となっていた.結石を除去するとENBDが確認でき,胆管瘻は直径1cm,胆嚢・胆管周囲組織は炎症性に肥厚・硬化していて単純縫合閉鎖や胆嚢パッチは困難であった.肝円索を瘻孔部に被覆・縫合し閉鎖,術中ENBD造影で造影剤漏出・狭窄がないことを確認し手術を終了した.術後経過良好で退院し,長期経過も良好である.胆嚢・胆管周囲組織の炎症が高度な場合,胆管瘻に対する肝円索被覆は有用な方法であると思われる.
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© 2013 日本臨床外科学会
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