日本臨床外科学会雑誌
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症例
右Valsalva洞に限局した急性大動脈解離の1例
天願 俊穂伊志嶺 徹中須 昭雄安元 浩本竹 秀光
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2013 年 74 巻 5 号 p. 1212-1214

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抄録
症例は54歳,男性.胸痛を主訴に当院救急センター受診した.心電図でII,III,aVf でST上昇と完全房室ブロックを認めた.右冠動脈領域のACS(Acute Coronary Syndrome)の診断で精査行ったところ,胸部CTと冠動脈造影検査にて右冠状動脈閉塞を伴う右Valsalva洞に限局した急性大動脈解離の所見があり緊急手術を施行した.手術は右Valsalva洞のパッチ形成術と大伏在静脈を用いた右冠動脈バイパス手術を施行した.術直後から洞調律に回復し,術後21日目に退院した.
Valsalva洞に限局した大動脈解離の1例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.
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© 2013 日本臨床外科学会
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