日本臨床外科学会雑誌
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症例
腸間膜穿通で緊急手術を行った縦走潰瘍を呈するcollagenous colitisの 1例
谷口 文崇國土 泰孝小林 正彦木村 圭吾村岡 篤津村 眞
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2013 年 74 巻 7 号 p. 1933-1936

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抄録
68歳,女性.前年より排便により改善する腹痛を繰り返していたが経過観察していた.今年5月,急激な腹痛が出現し当院受診.左下腹部に圧痛と反跳痛を認め,腹部CT検査でS状結腸~下行結腸の壁肥厚および腸間膜内に腸管外ガス像を認め結腸穿孔の診断で,緊急手術を施行した.開腹すると下行結腸・S状結腸移行部に腸管の発赤と腸間膜内の小気泡を認めたが,明らかな穿孔部は認めなかった.手術は下行結腸部分切除および人工肛門造設術を行った.切除標本では腸間膜側の粘膜に全長にわたる縦走潰瘍を認めた.病理組織検査で表皮下にcollagen bandの肥厚,縦走潰瘍を認めることからcollagenous colitisと診断された.近医にてlansoprazoleを処方され継続内服していたことが判明し,術後lansoprazole内服を中止したが,症状の再燃を認めたためmesalazine内服を行い,再燃を認めていない.
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© 2013 日本臨床外科学会
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