日本臨床外科学会雑誌
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症例
再発巣照射後bevacizumab併用化療にて出血制御不能となった乳癌の1例
西山 康之西村 令喜大佐古 智文田嶋 ルミ子中野 正啓藤末 真実子
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2013 年 74 巻 8 号 p. 2081-2084

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抄録
48歳,女性.左乳癌の診断にてBp+Axを施行,術後19カ月で再発した.その後,手術療法・ホルモン療法・化学療法を継続してきたが,47歳時,右胸膜転移ならびに胸水,Th2・3への腫瘍直接浸潤,右鎖骨上窩,腋窩リンパ節が急速に出現増大した.肝転移も出現した.脊髄横断症状も懸念されたことより,胸椎・右鎖骨上窩・腋窩リンパ節に対して50~60Gyの照射を行い,その後,bevacizumab+paclitaxel投与を行った.2クール終了後,照射施行部位である椎体腫瘤は著明に縮小,仮骨化し,右鎖骨上窩,腋窩の腫大リンパ節は脱落した.その一方で,肝転移は増大傾向にあった.休薬中に右腋窩腫瘍脱落巣より出血し死亡に至った.bevacizumabと放射線療法の相乗効果についての報告があり,今後,照射とbevacizumab+paclitaxelの関連性については今後の研究課題と思われた.
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© 2013 日本臨床外科学会
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