日本臨床外科学会雑誌
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症例
胆嚢原発腺内分泌細胞癌の1例
小林 裕幸野嵜 英樹清水 稔榊原 巧奥村 徳夫岡田 学
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2014 年 75 巻 1 号 p. 223-228

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抄録
胆嚢原発の腺内分泌細胞癌は稀な疾患であり,予後不良とされている.われわれは,胆嚢癌の診断にて手術を施行し,術後の病理検査にて胆嚢腺内分泌細胞癌と診断された症例を経験したので報告する.症例は77歳の男性で超音波検査にて胆嚢に3×2.5cm大の腫瘍を認めた.腹部CT検査などにて胆嚢癌と診断し手術を施行した.胆嚢体部に腫瘍を認め,肝床1cmを切除する拡大胆嚢摘出術,D2リンパ節郭清を施行した.病理組織検査ではN/C比の高い大小の腫瘍細胞が胞巣状に増殖し固有筋層内へ浸潤していた.周辺の粘膜には高分化腺癌が相接していた.免疫組織化学検査ではsynaptophysin・chromogranin Aが陽性であり,Ki-67指数は80%であった.胆嚢原発腺内分泌細胞癌と診断した.術後補助化学療法として,シスプラチン・イリノテカン併用療法を施行した.
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© 2014 日本臨床外科学会
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