日本臨床外科学会雑誌
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症例
妊娠26週で腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した再発を繰り返す急性胆嚢炎の1例
浅岡 忠史宮本 敦史原田 百合奈種田 健司関本 貢嗣中森 正二
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2014 年 75 巻 10 号 p. 2849-2853

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抄録
妊娠中期に胆石性急性胆嚢炎を繰り返し,腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した症例を経験した.症例は35歳,女性.妊娠21週に心窩部痛を認め,胆石性急性胆嚢炎の診断で保存的に加療されていたが,再発を繰り返したため,手術目的で当院へ紹介となった.絶食期間の長期化による母胎の低栄養が懸念された以外に,子宮底の上昇に伴う妊娠後期での手術の困難さを考慮して妊娠26週目に腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.術中は気腹圧を8mmHgに維持し,超音波を用いた胎児心拍の確認を適宜行った.術後は産婦人科医による子宮収縮抑制剤(ritodrine hydrochloride)の持続投与を行うことで切迫早産を回避し安全に手術を施行しえた.術後経過は良好で,合併症なく妊娠36週目で健常な女児を出産した.
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© 2014 日本臨床外科学会
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