日本臨床外科学会雑誌
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症例
術後25年目に膵転移を切除した腎細胞癌の1例
福冨 章悟鈴木 稔赤須 玄真栄城 兼誉篠崎 広嗣田口 順迫田 順島 一郎
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キーワード: 腎細胞癌, 膵転移, 切除症例
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2014 年 75 巻 11 号 p. 3152-3157

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抄録
82歳,男性.25年前に腎細胞癌にて左腎摘出術の既往がある.その後,腹部大動脈瘤にて当院血管外科にて経過観察されていた.経過観察中に撮影したCTにて膵体部に早期相から造影される腫瘤を指摘された.自覚症状はなく,内分泌系検査の異常値はなかった.EUS-FNAを施行しclass Vと診断した.腺房細胞癌,非機能性神経内分泌腫瘍などが鑑別に挙がったが,既往歴から腎細胞癌の膵転移を最も疑い,その他の臓器に転移を認めないことから膵体尾部切除+脾合併切除を施行した.術後病理検査にて淡明細胞型腎細胞癌の膵転移と確定診断した.腎細胞癌は遅発性に遠隔転移をきたす例もあり,長期的な経過観察が重要であると思われた.
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© 2014 日本臨床外科学会
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