日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔内solitary fibrous tumorの1例
廣瀬 淳史能登 正浩石井 要竹田 利弥八木 雅夫
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キーワード: solitary fibrous tumor, 腹腔内
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2014 年 75 巻 3 号 p. 812-816

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抄録
症例は64歳,女性.臍部違和感を主訴に当院内科を受診した.CTにて膵体部頭側に,辺縁の一部のみが後期相で染まる30mm大の腫瘤性病変を認めた.MRIにてT1でやや高信号,T2でやや強い低信号を呈した.PET-CTで集積を認めず,腫瘍マーカーも陰性であった.EUS-FNAも行ったが,明らかな腫瘍細胞は認めなかった.以上より,術前診断をsolid pseudopapillary tumorとし手術加療となった.術中所見にて,膵と脾動脈が近接した部位に辺縁整の腫瘤を認めた.剥離を展開し腫瘍を摘出したが,膵原発かは不明であった.摘出標本は黄白色弾性硬で境界明瞭な充実性腫瘤であり,病理学的には核異型の乏しい紡錘形細胞が増殖しており,免疫染色にてCD34・Bcl-2が陽性であった.以上より,solitary fibrous tumor (SFT)の診断となった.腹腔内原発がまれであるSFTの1例を経験したため報告する.
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© 2014 日本臨床外科学会
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