日本臨床外科学会雑誌
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症例
CTヘルニオグラフィーで病型診断した右大腿・閉鎖孔重複ヘルニアの1例
林谷 康生栗栖 佳宏赤木 真治湯浅 吉夫田中 智子
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2014 年 75 巻 3 号 p. 851-854

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抄録
症例は67歳の女性.心窩部と右大腿部の痛みと右鼠径部の膨隆を訴えて当院受診した.左右鼠径部ヘルニアの手術歴あり,診察時には右鼠径部の膨隆は消失し超音波検査でもヘルニア嚢を確認できなかったため,ヘルニオグラフィーを施行し右骨盤内の2箇所にヘルニアを認めた.それぞれの病型診断のためCTヘルニオグラフィーを行い,右大腿ヘルニアと右閉鎖孔ヘルニアの重複例と診断した.手術は閉鎖管,大腿輪も被覆するようにKugel patch(M)を展開した.CTヘルニオグラフィーは造影剤を腹腔内に注入した後に腹臥位で撮影する骨盤部単純CTで,ヘルニオグラフィー自体が侵襲的で手技に熟練を要するため適応を厳格にする必要はあるが,ヘルニオグラフィーで確認された鼠径部・骨盤部ヘルニアの病型診断には有用である.
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© 2014 日本臨床外科学会
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