日本臨床外科学会雑誌
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臨床経験
イマチニブ部分耐性を示し切除した転移・再発GIST症例の検討
豊川 貴弘山下 好人山本 篤清水 貞利寺岡 均西口 幸雄
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2014 年 75 巻 7 号 p. 1777-1782

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抄録
はじめに:イマチニブは転移・再発GISTに対して劇的に治療成績を改善させたが,しばしば部分耐性病変を経験する.イマチニブに部分耐性をきたした転移・再発GISTに対する外科的介入の意義については明らかにされていない.対象と方法:転移・再発GISTに対してイマチニブ投与が行われた18例のうち,部分耐性病変に対して手術を行った5例についてretrospectiveに検討した.結果:転移・再発GISTにおける部分耐性病変はすべて切除できたが,全病変の切除が得られた症例はなかった.術後の無増悪生存期間の中央値は412日で,2年無増悪生存率は20%であった.生存期間中央値は1,051日で,2年生存率は60%であった.結語:イマチニブの部分耐性症例では外科的介入によりbenefitが得られる可能性がある.
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© 2014 日本臨床外科学会
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