日本臨床外科学会雑誌
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症例
横行結腸癌術後孤立性副腎転移の1例
弓削 拓也佐藤 真輔大島 健志大端 考高木 正和鈴木 誠
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2015 年 76 巻 3 号 p. 567-570

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抄録
症例は77歳の女性.2013年1月に血便を主訴に近医受診した.横行結腸癌と診断され,同年2月に当院に紹介受診.大腸癌,T,2型,por1>tub2,cSE,cN1,cH0,cP0,cM0 cStage IIIaの診断で結腸左半切除術を施行した.病理診断は大腸癌,T,2型,por1>tub2,pSS,pN1,sM0,sP0,sM0,INFb,ly1,v1,pPM0,pDM0,fStage IIIaであった.術後補助化学療法後(術後9カ月)に施行した造影CT検査にて左副腎転移を指摘された.PET-CT検査で他に遠隔転移を認めず,孤立性副腎転移と診断した.2014年1月に左副腎切除術を施行.病理組織学的には中分化型腺癌で横行結腸癌の転移と診断した.今回,われわれは比較的稀な大腸癌術後の孤立性副腎転移の1切除例を経験したので報告する.
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© 2015 日本臨床外科学会
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