日本臨床外科学会雑誌
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症例
進行大腸癌を疑い切除した大腸良性潰瘍の2例
照田 翔馬徳毛 誠樹国末 浩範内藤 稔
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2016 年 77 巻 1 号 p. 98-103

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抄録
術前大腸内視鏡検査で進行大腸癌を疑い切除したが,術後病理診断で良性潰瘍であった症例を2例経験したので報告する.症例1:87歳,女性.貧血の精査目的の大腸内視鏡検査で横行結腸に内腔を狭窄する潰瘍を伴う隆起性病変を認め,進行大腸癌が疑われた.横行結腸切除術を施行したが,病理診断は良性潰瘍であった.症例2:81歳,男性.右下腹部痛の精査目的のCT検査で上行結腸に壁肥厚を認めた.大腸炎の診断で保存的治療を行ったが腹痛が持続し,大腸内視鏡検査で上行結腸に潰瘍を伴う隆起性病変を認めた.進行大腸癌を疑い腹腔鏡下右半結腸切除術を施行したが,病理診断は良性潰瘍であった.
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