日本臨床外科学会雑誌
Online ISSN : 1882-5133
Print ISSN : 1345-2843
ISSN-L : 1345-2843
症例
術後17年目に再発をきたした性腺外胚細胞腫の1例
多田 陽一郎山本 学前田 佳彦蘆田 啓吾池口 正英
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 77 巻 4 号 p. 849-852

詳細
抄録
49歳,男性.腹部膨満感で近医を受診し,腹部CT検査で腸間膜腫瘍と仙骨全面の腫瘍を指摘された.31歳時に性腺外胚細胞腫と左腎細胞癌で左根治的腎摘出術,腹部大動静脈周囲・左頸部・左鎖骨上・上下縦隔リンパ節郭清術,胸腺摘出術の既往がある.胚細胞腫または腎細胞癌の再発が疑われたため,当院に紹介となった.生検が困難な部位であったため,診断と治療を兼ねて摘出術を施行した.病理結果で胚細胞腫の再発と診断された.再発巣摘除後9カ月の現在,再発なく経過している.今回われわれは,性腺外胚細胞腫と腎細胞癌の既往のある患者で,17年目に胚細胞腫の再発を経験したので若干の考察と共に報告する.
著者関連情報
© 2016 日本臨床外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top