日本臨床外科学会雑誌
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症例
鼠径部myolipomaの1例
長谷部 圭史, 平松 聖史, 雨宮 剛, 後藤 秀成, 関 崇, 新井 利幸
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キーワード: 筋脂肪腫, 鼠径部腫瘤
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2016 年 77 巻 5 号 p. 1251-1254

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抄録
症例は,42歳,女性.左鼠径部腫瘤を主訴に当科を受診した.触診にて左鼠径部に弾性軟な,可動性のやや乏しい腫瘤を認めた.悪性の可能性を考え,画像診断を行うこととした.CT検査にて左鼠径部に境界明瞭な径6cm大の類円形の皮下腫瘤像を認めた.CT値は脂肪濃度に近似していた.MRI検査ではT1・T2ともに高信号を呈し,内部には索状構造が認められた.腫瘍は増大傾向を認め,脂肪肉腫と臨床診断し,腫瘍摘出術を施行した.腫瘍はマージンを確保するように一塊に切除・摘出した.摘出標本の病理組織診では成熟した脂肪細胞と平滑筋細胞の増生が認められたが,悪性所見は認めずmyolipomaと診断した.Myolipomaはまれな腫瘍である.この,まれな症例につき文献的考察を加え報告する.
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© 2016 日本臨床外科学会
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