日本臨床外科学会雑誌
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症例
術前に肝内胆管癌と考えられた肝IgG4関連炎症性偽腫瘍の1例
小池 佳勇, 青葉 太郎, 前多 松喜, 平松 和洋, 加藤 岳人
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2017 年 78 巻 1 号 p. 109-113

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抄録
症例は74歳,男性.腹部エコーで左肝内胆管拡張を認め精査を行い,MRCP/ERCPにて肝内胆管外側枝の狭窄を認めた.細胞診では診断はつかなかったが,画像所見から肝外側区の肝内胆管癌を疑い肝左葉切除を施行した.切除標本では,左肝管に境界明瞭な充実性腫瘤を認めたが,病理学的にIgG4関連炎症性偽腫瘍と診断された.IgG4関連疾患は全身の諸臓器に発生し,肝胆膵領域では自己免疫性膵炎や硬化性胆管炎との関連が知られているが,肝臓のIgG4関連炎症性偽腫瘍は稀な疾患である.今回,肝IgG4関連炎症性偽腫瘍を経験したため文献的考察を加え報告する.
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© 2017 日本臨床外科学会
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