日本臨床外科学会雑誌
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症例
診断に苦慮した虫垂神経鞘腫の1例
田野井 智倫高久 秀哉貝塚 博行杉 朋幸朴 秀吉東 和明
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キーワード: 神経鞘腫, 虫垂
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2017 年 78 巻 4 号 p. 759-764

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抄録
症例は60歳の女性で,全身倦怠感を主訴に受診した.画像検査で,子宮漿膜下筋腫もしくは卵巣腫瘍が疑われた.産婦人科にて腹腔鏡手術が施行され,術中に虫垂腫瘍と診断された.虫垂悪性腫瘍を考慮し,回盲部切除術を選択施行した.術後経過は良好で第12病日に退院となった.病理組織学的および免疫組織学的所見より,虫垂神経鞘腫と診断した.虫垂腫瘍は稀な疾患であり,その中でも神経鞘腫の報告は極めて稀である.今回,婦人科腫瘍との鑑別が困難であり,術前診断に苦慮した虫垂神経鞘腫の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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© 2017 日本臨床外科学会
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