苫小牧市立病院外科
2018 年 79 巻 1 号 p. 72-78
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
術前超音波ガイド下生検が術式縮小に有用であった膵癌肺転移の1例を経験したので報告する.症例は66歳の男性で,膵癌に対して膵頭十二指腸切除術を施行した.術後19カ月のPET-CTで右肺S9に小結節を指摘され,術後26カ月で超音波ガイド下経皮的肺生検を施行した.生検結果が膵癌肺転移の診断であったため,右肺下葉部分切除術を施行した.術後の免疫組織学的検査でも膵癌肺転移の診断であった.現在,再手術後20カ月が経過しているが無再発生存中である.
日本臨床外科学会雑誌
日本臨床外科医会雑誌
日本臨床外科医学会雑誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら