日本臨床外科学会雑誌
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綜説
再発鼠径部ヘルニアに対する腹腔鏡手術
早川 哲史
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2018 年 79 巻 10 号 p. 1993-2009

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抄録
鼠径部ヘルニア治療に腹腔鏡手術が我が国に導入されたのは1991年であるが,その後の手術治療法は日本と欧米とでは大きく異なった歴史を辿って来た.欧米の鼠径部切開法では長い期間,大きく術式は変化することがなくLichtenstein法を第一選択術式と位置付けてきたが,我が国では様々なメッシュ法を各施設が自由に選択する時代となった.2018年のWorld Guidelines for Groin Hernia Managementでは,腹膜前腔での修復が行われていないLichtenstein法の再発治療には腹腔鏡手術を推奨し,腹腔鏡手術後の再発ではLichtenstein法が推奨されているが,我が国の鼠径部ヘルニア治療の歴史的背景を十分に認識しながらガイドラインを読み説く必要がある.日本に多い各種メッシュ法後の再発治療は難易度の高い症例が多く,手技に十分に熟練した技術を持つ外科医の指導の下に行われる必要がある.
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© 2018 日本臨床外科学会
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