日本臨床外科学会雑誌
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症例
レゴラフェニブ耐性の多発腹膜播種再発巣を切除した胃GISTの1例
阪野 佳弘西塔 拓郎岸 健太郎益澤 徹廣田 誠一赤松 大樹
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2018 年 79 巻 10 号 p. 2053-2057

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抄録
72歳,女性.前医で胃GISTに対して胃部分切除術が施行され,術後6カ月間イマチニブが投与された.術後3年目に肝転移・多発腹膜播種再発を認めたが,イマチニブを再開し無増悪で経過していた.術後6年目のCTで胃背側および傍下行結腸に新規腹膜播種病変を認めた.この腹膜播種2病変は,スニチニブの投与で一旦縮小を示すも再増大したためレゴラフェニブを投与したが,さらに増大傾向を示した.この2病変のみ,PET-CTでもfluorodeoxyglucose (FDG)の集積を認めた.レゴラフェニブ耐性病変と診断し,この2病変の切除のため胃部分切除術,脾臓合併膵体尾部切除術,下行結腸部分切除術を施行した.術後にイマチニブを再投与し,再発術後1年間,他の再発巣の増大や新規病変の出現なく経過している.レゴラフェニブ耐性病変に対する局所切除が治療選択の一つになりうる可能性が示唆された.
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© 2018 日本臨床外科学会
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