日本臨床外科学会雑誌
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症例
先天性結腸閉鎖症の1例
入江 理絵土岐 彰千葉 正博杉山 彰英中山 智理安藤 晋介
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キーワード: 結腸閉鎖, 治療戦略
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2018 年 79 巻 10 号 p. 2091-2095

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抄録
症例は日齢3の男児で,出生体重3,440g,在胎41週0日で出生した.日齢1より胆汁性嘔吐を認めたため当院へ搬送となり,画像所見から結腸閉鎖症を疑い開腹術となった.回盲部より7cm肛門側に離断型の結腸閉鎖を認め,腸管の口径差は11:1であった.口側盲端に結腸瘻,肛門側盲端にチューブ腸瘻を造設し,持続減圧および肛門側注入を行った後に二期的腸吻合術を行った.腸管の口径差は2:1に縮小していた.術後経過は良好で,術後17日目に退院となった.先天性結腸閉鎖症(以下,本症)の治療法は,病型や初回手術時の腸管の状態によって種々の選択肢がある.初回手術時に口径差が大きい場合,虫垂瘻やカテーテル瘻を併用した一期的腸吻合を行うか,もしくは一期的吻合が困難な場合は,一時的に人工肛門を造設して口径差の縮小後に二期的吻合を行う.今回,自験例を含めた本邦報告例を検討し,本症について治療法を中心に報告する.
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© 2018 日本臨床外科学会
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