日本臨床外科学会雑誌
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症例
止血用クリップにて内視鏡下に修復した食道癌術後胃管穿孔の1例
飯高 大介, 芝本 純, 越智 史明, 中島 晋, 藤山 准真
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2018 年 79 巻 11 号 p. 2252-2257

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抄録
食道癌術後合併症で胃管穿孔は稀な合併症である.今回,われわれは食道癌術後早期に胃管穿孔を発症し,止血用クリップにて上部消化管内視鏡下に閉鎖した1例を経験したので報告する.症例は73歳の男性で,食道癌に対して術前化学療法を施行した後に縦隔鏡下食道亜全摘,胸骨後経路胃管再建,3領域リンパ節郭清術を施行した.術後16日目に胸部CT画像検査で胃管壁の破綻を認め,術後17日目の上部消化管内視鏡で胃管穿孔と診断した.術後21日目に止血用クリップにて胃管穿孔部を閉鎖した.その後,再穿孔を認めなかったが,術後123日目に再発死亡された.食道癌術後早期の胃管穿孔に対しては,胃管切除・二期的再建が施行されることが多いが,自験例のように止血用クリップを用いて内視鏡的に閉鎖する方法も選択肢の一つと考えられた.
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© 2018 日本臨床外科学会
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