日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡手術を行った遺残胆嚢内結石の2例
久留宮 康浩水野 敬輔世古口 英菅原 元河合 清貴桐山 宗泰
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2019 年 80 巻 1 号 p. 133-139

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抄録
症例1は78歳,女性.10年前,胆石胆嚢炎に対し開腹胆嚢摘出術を施行された.腹痛で発症し当院を受診.遺残胆嚢内結石による胆嚢炎と診断し,腹腔鏡下に手術を行った.操作は難渋したが遺残胆嚢を摘出し胆嚢管をstaplerで閉鎖した.症例2は55歳,男性.腹痛を主訴として来院した.胆嚢頸部に結石嵌頓像を認めた.嵌頓結石が総肝管を強く圧排しMirizzi症候群を呈していた.緊急腹腔鏡手術を行った.危険回避のため嵌頓結石は残したまま胆嚢頸部で胆嚢を切除した.術後3カ月で遺残胆嚢内結石による胆嚢炎を発症した.Mirizzi症候群は解除されていた.再度腹腔鏡手術を行った.遺残結石を摘出し胆嚢頸部を縫合閉鎖した.2例とも再手術後合併症なく術後早期に退院した.急性胆石胆嚢炎に対し合併症回避のため胆嚢亜全摘を行った2症例で遺残胆嚢内結石胆嚢炎を発症したが,腹腔鏡手術を行い良好な結果を得た.
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© 2019 日本臨床外科学会
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