日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡下盲腸部分切除術を施行した遺残虫垂炎の1例
村瀬 秀明井石 秀明小川 あゆみ林 美貴子朴 成進福内 敦
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キーワード: 遺残虫垂炎
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2019 年 80 巻 2 号 p. 346-350

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抄録

症例は57歳,女性.7カ月前に他院にて,急性虫垂炎に対して腹腔鏡下虫垂切除術を施行された.前日からの右下腹部痛を主訴に近医を受診.抗菌薬投与も改善せず,翌日当院を紹介受診した.体温は37.5℃で,WBC 9,500/μl,CRP 12.3mg/dlと炎症反応の上昇を認めた.腹部造影CTでは盲腸の尾側に管腔構造を認め,先端部にstapleを疑うhigh density areaを認めた.以上より遺残虫垂炎と診断し,緊急手術を施行した.10mm長の遺残虫垂を同定し,腹腔鏡下盲腸部分切除術を施行した.病理組織学的検査では,遺残虫垂に蜂窩織炎性の炎症を認めた.術後経過は良好で,術後7日目に退院した.

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© 2019 日本臨床外科学会
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