日本臨床外科学会雑誌
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臨床経験
腹腔鏡下手術を行った大腸憩室炎によるS状結腸膀胱瘻の5例
村上 哲平, 松井 優悟, 多山 葵, 水野 良祐, 大越 祐介, 本間 周作
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2021 年 82 巻 6 号 p. 1051-1056

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抄録

大腸憩室炎によるS状結腸膀胱瘻に対して腹腔鏡下手術を施行した5例を経験した.全例男性で,平均年齢66.6歳(中央値:67)であった.全例CT所見(膀胱内airと多発するS状結腸憩室)・泌尿器症状により術前にS状結腸膀胱瘻と診断された.4例に結腸切除と瘻孔切離が行われ,膀胱部分切除を必要とした1例は開腹移行した.平均手術時間は288.6分(中央値:209),平均出血量は44.6ml(中央値:54)であった.術後の膀胱カテーテル平均留置期間は11日(中央値:9),平均術後在院日数は9.6日(中央値:9)で,全例に合併症は認めなかった.自験例とこれまでに報告された43例の検討により,腹腔鏡下手術は結腸膀胱瘻の治療として安全に施行できると考える.

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