日本臨床外科学会雑誌
Online ISSN : 1882-5133
Print ISSN : 1345-2843
ISSN-L : 1345-2843
症例
Pembrolizumab投与により病理学的CRを得られたMSI-H上行結腸癌の1例
寄森 駿瀬尾 雄樹武居 友子岸田 憲弘戸倉 英之高橋 孝行清水 和彦
著者情報
キーワード: pembrolizumab, MSI-H, 大腸癌
ジャーナル フリー

2023 年 84 巻 6 号 p. 911-914

詳細
抄録

症例は82歳,男性.局所進行上行結腸癌cT4b(尿管,腸腰筋)N1bM0 cStage III c に対して回腸横行結腸吻合術を施行した.術後,全身化学療法としてCapeOX+bevacizumab療法を開始したが,効果判定はSDであった.Microsatellite instability-high(以下,MSI-H)であったため,pembrolizumabに変更した.6コース施行後,原発巣の縮小,尿管浸潤の消失を認めたため根治切除可能と判断し,結腸右半切除術,D3リンパ節郭清を施行した.組織学的には残存腫瘍細胞は認めず,病理学的にCRであった.手術後1年間,再発転移を認めず外来通院中である.

著者関連情報
© 2023 日本臨床外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top