日本臨床外科学会雑誌
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症例
膵頭部腫瘍と鑑別を要したメトトレキサート関連リンパ増殖性疾患の1例
岸 和希浅岡 忠史大橋 朋史三賀森 学古川 健太辻 洋美倉重 真沙子水島 恒和
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2024 年 85 巻 3 号 p. 420-425

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抄録

症例は73歳,男性.慢性関節リウマチ加療中に造影CTで肝門部から膵頭部背側へと広がる6cm大の腫瘤を指摘された.EUS-FNAを施行するも確定診断が得られず,腹腔鏡下に腫瘍摘出術を施行した.術中所見では腫瘍は腫大した肝十二指腸間膜リンパ節で,病理組織では結節硬化型Hodgkinリンパ腫の像を呈していたが,メトトレキサート投与中であったことからメトトレキサート関連リンパ増殖性疾患と診断された.術後はメトトレキサートを中止し,リンパ腫の治療は行わず経過観察しているが,25カ月間無再発生存中である.

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© 2024 日本臨床外科学会
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