日本臨床外科学会雑誌
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臨床経験
Low-grade appendiceal mucinous neoplasmに対する至適術式
甲斐 巧也細井 敬泰高山 祐一高橋 崇真青山 広希前田 敦行
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キーワード: LAMN, 術式, リンパ節郭清
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2024 年 85 巻 9 号 p. 1172-1175

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抄録

低異型度虫垂粘液性腫瘍(low-grade appendiceal mucinous neoplasm:以下,LAMN)は時に経験する疾患であるが,術前の確定診断は困難で,治療方針に関して明確な基準は存在しない.今回2012年1月から2023年1月の間に当院でLAMNに対して手術を施行した17例に対して,臨床病理学的検討を加え報告する.LAMNにおける虫垂腫大は粘液貯留による画像所見であり,異型上皮の存在範囲と必ずしも一致せず,腫瘍の局在診断は困難である.今回の検討においても8例(47%)で,術前診断と病理組織学的診断との間で局在の乖離を認めた.LAMNでは腹膜播種を予防するために十分なマージン確保が必要であり,虫垂腫大が根部に及んでいない場合でも盲腸切除以上が望ましい.

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