2010 年 60 巻 2 号 p. 255-260
2009年11月3日~7日に開催された第7回WFAS世界鍼灸学術大会 (フランス・ストラスブール) においてWFASの標準化戦略に関わる2つの委員会が開催され、 全日本鍼灸学会 (JSAM) から国際部を中心に6名が参加した。 WFAS University Cooperation Working Committeeでは鍼灸国際教科書に関する提案、 WFAS Standard Working CommitteeではWHO (世界保険機構) やISO (国際標準化機構) で取り上げられていない項目を中心とした鍼灸の標準化に関する作業グループを作る提案がなされ、 実行されることになった。 しかしながら、 中国以外の参加国にそれらのプロジェクトの基本方針、 作業手順などの詳細が十分には説明されないまま進みつつあり、 これに対してJSAMとしては今後さらに積極的に対応していかねばならないと考えている。