全日本鍼灸学会雑誌
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鍼灸師の手指衛生操作に関連する要因の検討
恒松 美香子恒松 隆太郎宮本 俊和
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2013 年 63 巻 4 号 p. 268-275

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抄録
【目的】鍼灸師の手指衛生操作に関連する要因を検討し、 鍼施術上の手指衛生操作の改善への示唆を得ることを目的とした。
【デザイン】横断的調査
【方法】122 名の鍼灸師を対象とした。 質問紙を用いて、 手指衛生操作と経験年数、 1 日あたりの患者数、 施術方針、 刺入方法、 教育、 性別、 および年齢についての違いを検討した。 さらに、 手指衛生操作に関連している項目を検討した。
【結果】有効回答は 109 名 (89.3%) であった。 手洗いをしない群は手洗いをする群と比較して年齢が若く (P <0.01)、 臨床経験年数も短く (P <0.01)、 1 日あたりの患者数が多かった (P <0.05)。 鍼施術上、 素手で鍼体に触れないようにする用具 (以下、 指サック等の用具) を使用する群は、 素手の群と比較して、 施術方針が現代医学的である者の比率が高く (P <0.05)、 教育を受けた者の比率が高かった (P <0.05)。 手洗い行動がおろそかになることには年齢が若いこと [オッズ比(OR) = 1.10、 95%信頼区間 (CI) = 1.01-1.20] および 1 日あたりの患者数が多いこと (OR = 0.90、 95% CI = 0.83-0.98) が関連していた。 さらに、 指サック等の用具の使用には使用の教育を受けた経験があること (OR = 3.45、 95% CI = 1.27-9.36) が関連していた。
【結論】鍼施術前の手洗いの実施は年齢が若いことおよび1日あたりの患者数が多いことでおろそかになる。 また、 鍼施術上、 指サック等の用具を使用することには教育経験が関係する。
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© 2013 社団法人 全日本鍼灸学会
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