抄録
オランダで開催予定であった2020年の世界鍼灸学会連合会(WFAS)年次大会は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大のため中止となり、11月28日、29日に中国・海南省海口市においてその代替大会が開催された。今回の大会の最大の特徴は、on-siteとonlineでのハイブリッド形式での初めての開催にある。28日の夕方に開かれた執行理事会では、59名もの執行理事が顔をそろえ報告や審議が行われた。前回のトルコでの執行理事会においてJSAMが提案し承認された、WFAS倫理綱領へのヘルシンキ宣言の追加について1年あまり進展がないため、再度の提案を行った。本稿では、執行理事会における報告および審議事項に関する概要の報告と、同日に開催された標準化委員会での診療ガイドライン策定に関連する講演の内容を紹介する。