全日本鍼灸学会雑誌
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JLOM部報告
第9回厚生労働省ICFシンポジウム 「ICD-11とICF利活用の新たなステージを展望する~様々な現場における共通言語を目指して~」 参加報告
斉藤 宗則和辻 直鈴木 聡山下 幸司村瀬 智一
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キーワード: WHO, WHO-FIC, ICF, ICD-11, 第V章
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2021 年 71 巻 2 号 p. 116-120

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抄録

 WHOが2001年に採択したICF(国際生活機能分類)はICIDH(国際障害分類)が発展したもので、1. 心身機能・構造、2. 活動、3. 参加のレベルを統合的に用い、生きることの全体像について、できるというプラス面から捉えるモデルである。一方、2019年5月のWHO総会で、30年ぶりの改訂となるICD-11が採択され、はじめて伝統医学の疾病分類が導入された。また、第V章 生活機能評価に関する補助セクションも新たに設けられ、ICDとICFの利活用の推進が期待されている。2021年2月20日に厚生労働省の主催によるシンポジウムが、オンライン形式で催されたので、報告する。

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