全日本鍼灸学会雑誌
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シンポジウム
顔面神経麻痺診療ガイドライン 2023年版からみる鍼灸の現状と可能性
羽藤 直人森嶋 直人粕谷 大智
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2024 年 74 巻 4 号 p. 280-292

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抄録

12年ぶりに改訂された顔面神経麻痺診療ガイドライン2023年では、 鍼灸のClinical Questionの①鍼灸は麻痺の早期回復に効果はあるのか (急性期) ②鍼灸は後遺症の症状を軽減させる効果があるのか (慢性期) の2つについて推奨度が出され、 両者とも“弱く推奨する”と今までの“推奨しない”から大きく改訂された。 本稿では、 ガイドラインの目的と作成のプロセスや麻痺のClinical Question 作成、 ガイドラインの使用方法について、 リハビリテーションのエビデンスと日本顔面神経学会リハビリテーション認定指導士が果たす役割について、 鍼灸のエビデンスや麻痺治療の役割について記載した。 今後は医療機関との連携を密にしながら麻痺の病期を把握し、 その病期に応じた鍼灸治療とセルフケアの指導も鍼灸師の役割と考える。

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