全日本鍼灸学会雑誌
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教育講演
理学療法士から見た鍼灸の役割
冨田 健一
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2025 年 75 巻 1 号 p. 2-6

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抄録

理学療法士から見た鍼灸の役割とは、 従来の個体に対する鍼灸治療に加え、 患者の日常生活における身体の負担を減らすため、 生活の環境や方法にまで目を配ることである。 特に鍼灸師は理学療法士とは異なり、 患者への治療に医師の指示は必要がない。 そのため医療機関を通さずに鍼灸治療に来た患者の、 身体及び生活上のトラブルを他職種より早く発見する可能性が高く、 その対処方法として医療や介護サービスへ患者を導くために、 個々の鍼灸師が他職種連携する技能を備える必要がある。 また、 本邦の地域包括ケアシステムにおいて、 鍼灸師が他職種と連携する手段は確立されておらず、 鍼灸師の他職種連携方法のシステム化に向けた取り組みも必要である。

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