全日本鍼灸学会雑誌
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基調講演
東北の意味と意義
浦山 きか
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2025 年 75 巻 2 号 p. 194-198

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抄録

本稿は、 中国の思想書を対象に 「東北」 の意味を探り、 日本医学史における 「東北地方」 の意義を検討し、 多くの発見があることを示した。 「東北」 の意味づけは、 原初的には、 日の出という自然現象に対する観察に基づく。 その現象は、 「陰陽」 などの概念によって整理され、 「十干」 「十二支」 によって説明され、 「鬼門」 という特殊な位置を占めた。 ただし、 日の出の方角という認識は長く残っていた。  また、 「東北地方」 は日本医学史において多彩な成果を残しており、 特に幕末から明治にかけて西洋医学を受容する際の影響は大きい。 さらに、 仙台藩祖・伊達政宗は医学に対し造詣が深く、 自ら脈診していたことは特筆され、 さらなる検討を必要とする。

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