全日本鍼灸学会雑誌
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明瞭な経絡現象を呈する一症例について (第3報)
大腸経と心経の各経穴〓鍼刺激による鍼響の方向性について
神野 英明北出 利勝山下 茂森川 和宥兵頭 正義
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1987 年 37 巻 3 号 p. 164-167

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抄録

著明な経絡現象を呈する患者を対象に各経穴の鍼響の方向性について調査した。
少陰心経と陽明大腸経を選んだ。その結果, 鍼響の方向は, 求心性および遠心性の2方向が最も多く, ついで求心性の一方向, そのつぎが遠心性の一方向であった。
鍼響の方向性と経絡の流注方向とは, かならずしも一致しなかった。

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