抄録
わたくしは, 健康成人31名を対象に, 腰痛患者の治療効果の評価法の客観化について検討を試みた。特に, 腰痛の評価法として, より簡便で客観性のある測定法を作成するために, 徒手で下肢を触れた時に得られた胸腰部の関節可動域を基に, 推計学的処理を行ない, 胸腰部の前屈位・後屈位・側屈位における関節可動域を, 角度計を使用せず手軽に客観的に測定する肢位と角度とその方法を明らかにし, これを腰痛患者に適用した結果, 腰痛の愁訴の軽減と緩快が, この評価法により客観的に確認することができたので報告する。