抄録
【はじめに】鍼治療受療経験のない若年者に対し、鍼治療に関する情報提供を目的とした教育プログラムを開発し適用することで、鍼治療に対するイメージと受療態度の変容が喚起されるか検討した。【方法】若年者44名を対象に、鍼治療に対する「知識」「恐怖・不安・不信感」「受療動機」を、手順を経て作成した尺度により測定し、得点化した。プログラム適用前後の得点変化を、家族・知人の鍼治療経験者の有無、プログラム内容の違いに基づいた群分けをして比較した。【結果および考察】全群の全項目でプログラム適用後に得点が上回ったことから、教育プログラムは効果を発揮したと考えられる。また、家族・知人に鍼治療経験者がいない者の「恐怖・不安・不信感」にのみ、VTR教材が恐怖・不安・不信感の払拭に有効であることを示した。