全日本鍼灸学会雑誌
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冷え症に対する鍼治療の効果
経絡テストと低周波鍼通電療法の応用
石丸 浩徳沢崎 健太
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2002 年 52 巻 2 号 p. 131-136

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抄録
今回、冷え症患者の治療に際して、身体の動きの解析から東洋医学的診断を行う経絡テストと低周波鍼通電療法を臨床応用し、その効果を評価した。症例は35才の女性で、手足の冷えを訴えており、上下肢の血管運動神経機能を正常化し、血行を改善することを目的として鍼治療を行った。第1診から第6診までは一般的な低周波鍼通電療法を行ったが、治療直後の冷え感の改善はあるがこれはあまり持続せず、上下肢皮膚温の上昇も認められなかった。第7診及び第8診では、経絡テストによる東洋医学的診断に基づいて低周波鍼通電療法を行うと、治療直後冷え感は消失し、冷え感の改善が2ヶ月間持続した。また、上下肢皮膚温分布では約20℃以下の領域が消失し、経絡テストの制限数も著明に減少した。このことから、経絡テストによる東洋医学的診断に基づく低周波鍼通電療法が冷え症の治療に有効であり、経絡テストは評価法としても有用であることが示唆された。
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