全日本鍼灸学会雑誌
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局所治療と遠隔部治療アンケート調査-2
小川 卓良形井 秀一篠原 昭二
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2005 年 55 巻 1 号 p. 44-55

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抄録

第53回大会シンポジウム「局所治療と遠隔部治療-3」及び、昨年の調査を補完する目的で2回目のアンケート調査を行った。前回は、学会在籍12年以上の会員から無作為で選出したが、今回は我々が見て、学派やグループのリーダーと思わしき鍼灸師を対象とした。回答は全て記述式であった。87名発送し41名から回答があった。調査の概要は、治療方式 (現代派、伝統鍼灸派、中医学派、折衷派など) 、局所及び遠隔部治療が効果的な場合と効果的でない場合、局所及び遠隔部治療で効果がある病症とその選穴法則や刺鍼深度、ひびき、そして、両治療に対する意見等で、単純集計と一部クロス集計を試みた。今回のアンケートでは、対象がリーダー格であることと、前回までのシンポジウムとアンケート結果を踏まえた意見ということもあり、意見や考えが前回に比較してかなり集約されてきており、本シンポジウムの目的達成に一歩近づいたと思われる。

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