気道管理はマスク換気と気管挿管を中心に発展した.LMA(Laryngeal Mask Airway)が世の中に出て四半世紀が過ぎ,LMAはDAM(Difficult Airway Management)に必要不可欠となった.当初,LMAの開発は気管挿管より簡便かつ低侵襲という特徴を目的としていた.しかし,気道確保困難に有効という症例報告や臨床研究の増加に伴いDAMでの役割が広く認められるようになった.そして,LMAの3つの特徴が明らかになるに伴い,初期のLMA Classicから発展した挿管用LMAやLMA ProSealといった第2世代,そして第3世代のLMA Supremeへと進化している.