日本臨床麻酔学会誌
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第21回日本臨床モニター学会(第1回)
モニタリング技術の変遷と展望
久保田 博南
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2011 年 31 巻 2 号 p. 328-333

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抄録

  心電図のモニタリングを中心とした生体情報モニターは,急性期の患者を対象として進展してきた.途中から,パルスオキシメトリーやカプノメトリーの機能が追加され,また,対象となる患者は一般病棟や在宅への広がりもみられる.普及の要因の一つにワイヤレス化があげられ,使用者側にも容易に利用できる利点がある.一方で,主要パラメーターである血圧の測定に関しては依然として難題があり,真の血圧モニタリングが可能な装置の出現が望まれる.

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© 2011 日本臨床麻酔学会
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