日本臨床麻酔学会誌
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症例報告
頸椎後方固定術後に上気道閉塞をきたした3症例
狐塚 久美子裏辻 悠子河野 泰大末原 知美伊福 弥生入江 潤
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キーワード: 頸椎, 脊椎固定, 上気道閉塞
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2012 年 32 巻 4 号 p. 560-563

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抄録
  長時間の頸椎後方固定術後に種々の上気道閉塞をきたした3症例を経験した.2例はそれぞれ術直後と術後3時間にSpO2の低下を認めたため再挿管を行い,1例は著しい頸部腫脹を認めたため抜管せずに帰室した.頸椎後方固定術後の上気道閉塞の危険因子には,長時間手術,広範囲脊椎切開,リウマチ性疾患,過度の屈曲による固定などがあげられる.このため,リスクに該当する症例では,気道評価を適切に行い,十分な準備のもとに抜管し,その後も気道確保などの準備が重要と考えられる.
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© 2012 日本臨床麻酔学会
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