日本臨床麻酔学会誌
Online ISSN : 1349-9149
Print ISSN : 0285-4945
ISSN-L : 0285-4945
日本臨床麻酔学会第33回大会 シンポジウム ─周術期神経系モニタリング─コツとピットフォール──
全身麻酔下における視覚誘発電位モニタリングの進歩
林 浩伸赤崎 由佳川口 昌彦
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 34 巻 7 号 p. 885-890

詳細
抄録
  術後視機能障害は患者の生活の質に関わる重大な問題である.視機能障害発生リスクのある手術では,術中視機能モニタリングとして視覚誘発電位(VEP)モニタリングが有用である.プロポフォール麻酔,高輝度LEDによる網膜光刺激装置の使用,光刺激が網膜に到達したことを確認するための網膜電図(ERG)の併用をすることで全身麻酔下でも再現性のあるVEP波形を記録することが可能になった.今後,VEPモニタリングは術中に神経機能を評価できる誘発電位の一つとして普及していくと思われる.まずは明確なアラームポイントの設定が早急の課題である.
著者関連情報
© 2014 日本臨床麻酔学会
前の記事 次の記事
feedback
Top